静電気災害防止フレキシブルコンテナ タイプC
粉粒体などの充填、排出の際に発生する静電気を速やかに減少させ、災害につながるエネルギーを蓄積させない静電気対策フレキシブルコンテナ
特 長
静電気が引き起こす粉塵爆発、火災及び、電撃防止など安全作業に優れた効果
- 静電気対策に高い効果を発揮する導電性繊維を混織
- 充填・排出時に発生する静電気を瞬時に除電
- フレキシブルコンテナの表面電位を低く抑え、作業者への電撃や災害につながる着火性放電を防止
- 静電気による外部への影響を抑制（シールド／遮蔽効果）
- 国際標準であるIEC（国際電気標準会議）規格に定める『タイプC（Type C FIBC）』に適合
- タイプCフレキシブルコンテナは、充填及び排出時に接地（アース）することにより瞬時に静電気を逃がし、沿面放電、火花放電、ブラシ放電が引き起こす粉塵爆発、火災など災害につながる静電気放電を防止します
- 内袋（タイプL1・L2内袋）付きに対応（国際規格であるIECの認定試験に合格）
※注意：静電気対策されていない内袋をタイプC（静電気帯電防止タイプ）フレキシブルコンテナに使用された場合、十分な効果が発揮されないだけではなく、災害の原因となる可能性がありますので、ご注意ください
- 本製品は弊社の特許品ですので、安心してご使用いただけます
※注意：知的所有権の侵害等の観点からも類似品にはご注意ください
特許証
タイプC適合試験証明書
L1内袋適合試験証明書
L2内袋適合試験証明書
使用できる環境
可燃性ガス・蒸気・粉じんが存在する環境下で使用可能
- 粉塵危険ゾーン 21及び22
- ガス危険ゾーン 1及び2（爆発グループIIA及びIIBに限る）
危険区域の分類 （IEC 60079-10-1, IEC 60079-10-2）
| 分類 | ゾーンの詳細 | |
|---|---|---|
| Ⅱ | 鉱山坑内以外の場所で、次のものからなる爆発性ガス雰囲気が存在する場所 | |
| A | 一般的な着火性をもつガス・蒸気（ヘキサン、メタン、アセトンなど） | |
| B | 着火性の高いガス・蒸気（ジエチルエーテル、エチレン、シクロペンタンなど） | |
| C | 着火性の極めて高いガス・蒸気（水素、アセチレン、二硫化炭素など）【使用不可】 | |
| Ⅲ | 鉱山坑内以外の場所で、次のものからなる粉じん爆発雰囲気が存在する場所 | |
| A | 可燃性浮遊物 | |
| B | 非導電性粉じん | |
| C | 導電性粉じん | |
ゾーンの分類 （IEC 60079-10-1, IEC 60079-10-2）
| 分類 | ゾーンの詳細 |
|---|---|
| 1 | ガス、蒸気又はミストの状態の可燃物質と空気の混合物からなる爆発性雰囲気が、通常の操作において、ときどき発生する可能性のある場所 |
| 2 | ガス、蒸気又はミストの状態の可燃物質と空気の混合物からなる爆発性雰囲気が、通常の操作において、発生する可能性はあるが、発生しても短時間である場所 |
| 21 | 可燃性粉じんが空気中に粉じん雲となって形成する爆発性雰囲気が、通常の操作において、ときどき発生する可能性のある場所 |
| 22 | 可燃性粉じんが空気中に粉じん雲となって形成する爆発性雰囲気が、通常の操作において、発生する可能性はあるが、発生しても短時間である場所 |
静電気の放出経路
注意事項
- 充填及び排出作業中は、安全のため人体を含むすべての導体を接地（アース）してご使用ください。
- 内袋をご使用される際は、ご相談下さい。
静電気対策されていない内袋をタイプC（静電気帯電防止タイプ）フレキシブルコンテナに使用された場合、十分な効果が発揮されないだけではなく、災害の原因となる可能性がありますので、ご注意ください。 - 静電気対策は、床、靴、作業着等トータルでの対策が必要です。
静電気災害防止フレキシブルコンテナの種類
- タイプA
- 織布又はプラスチックシートで作られ、静電気の蓄積に対して何ら対策していないフレキシブルコンテナ
- タイプB
- 織布又はプラスチックシートで作られ、沿面放電の発生を抑制するように設計されたフレキシブルコンテナ 着火エネルギーが3mJを超える粉じん環境下で使用できる
- タイプC
- 導電性の織布若しくはプラスチックシート、又は導電性糸若しくは繊維を織り込んだものであり、内容物の充填及び排出作業時に接地することにより着火性の火花放電、ブラシ放電及び沿面放電を防止するように設計されたフレキシブルコンテナ 可燃性ガス・蒸気・粉じんが存在する環境下で使用できる
- タイプD
- 帯電防止織布で作られ、コンテナバッグを接地することなく着火性の火花放電、ブラシ放電及び沿面放電を防止するように設計されたフレキシブルコンテナ
最小着火エネルギーが0.14mJ以上の可燃性ガス・蒸気・粉じんが存在する環境下で使用可能
〒260-0015